07夏の土用

夏の土用

夏の土用 (7月20日頃〜8月6日頃)
立春、立夏、立秋、立冬の前日までの18日(または19日)間を「土用」といい、それぞれ「冬の土用」、「春の土用」、「夏の土用」、「秋の土用」と呼ばれます。
土用は年4回ありますが、今では特に立秋前の夏の土用のことをさすようになりました。
陰陽五行説では、万物を「木・火・土・金・水」の5つに分けて考えます。
1年も四季プラス1の5つに分けて、草木が生い茂る春は「木」、火のように暑い夏は「火」、金属のように冷える秋は「金」、氷や雪に覆われる冬は「水」。
余った土を4つに分け、各季節の間に約18日間の「土用」を入れました。
夏の土用には、「土用干し」といって、梅雨時の湿気を取り除くために衣類などの虫干しをする風習があります。
昔は衣類をはじめ布団、書物、家具など湿ったものをことごとく干していました。
土用の丑の日
古くから日本のカレンダーは年・日・時刻などに十二支を配当し、毎日は「子」の日、「丑」の日、「寅」の日と続きました。土用の丑の日は、土用の期間の丑の日です。
「土用の丑の日にウナギを食べる」といういわれは色々ありますが、江戸時代の蘭学者・平賀源内の逸話が知られています。
源内がウナギ屋の主人から店の看板を頼まれて「本日、土用の丑の日」と大きく書いたところ、はやらなかった店が大繁盛しました。
『万葉集』にある大伴家持の「ウナギを食べて夏を元気に過ごそう」という長歌を思い出して「この日はウナギを食べる日」とこじつけただけなのですが、これがきっかけになって、土用の丑の日にはウナギを食べるようになったとか。
逸話の信ぴょう性はともかく、土用は冬なら厳寒、夏なら酷暑と健康にも厳しい時期で、滋養のあるものを食べてしのごうという考えは古くからありあました。
特に「丑」の日は災厄を受けやすい日で、鬼門である丑の方角(北東)の黒い神様・玄武のお力を借り、ウナギ、ドジョウ、黒コイ、ナスなど黒いものを食べる、また「ウシ」の「ウ」のつくウドン、ウリ、ウメボシなどを食べる、という風習もありました。